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後悔しない熟年離婚をするには?

近年増えている「熟年離婚」に関するお悩みです。

Q:熟年離婚を考えています(59歳・女性)

熟年離婚のイメージ写真

夫との離婚を考えています。

20代で結婚しましたが、定年退職した夫はすることもなく毎日家でゴロゴロしてばかり。

これほど長く一緒の時間を過ごしたことがなかったので、お互いに何を話していいのかわかりません。

残りの人生、こんな夫と過ごすと思うと、息が詰まる思いです。私の考えがおかしいのでしょうか。

A:増加傾向の熟年離婚。誰にも相談できず悩んでいる人はもっと多いです

厚生労働省が出している人口動態統計によると、2000年代と比べるとここ10年ほどで、人口の減少に伴って離婚件数も少なくなっています。

しかし、熟年離婚の件数は減るどころか、むしろ増加傾向にあります。

平均寿命が延びてきたことでの余生の過ごし方の変化や、年金制度の改正など、取り巻く環境の変化の影響もあると言われていますね。

いくら離婚がそこまで珍しいことではなくなってきたとはいえ、離婚をする結果になった夫婦の間には、様々な苦悩や葛藤があったはずです。

一概には同じといえない熟年離婚の原因には、どういった理由があるのでしょうか。

熟年離婚の原因

20年以上も夫婦として同じ時を過ごしていながら、なぜ気持ちのすれ違いが起きてしまうのでしょうか。

10年ほど前までは、妻から離婚を申し出るパターンが8割でしたが、近年は夫からの申し出が4割と、ほとんど変わりません。

当然、妻側と夫側で考えの違いも出てくることでしょう。

妻と夫、熟年離婚に踏み切ったきっかけをそれぞれ紹介します。

妻側から離婚を申し出たパターン

ケース1:お互いに向き合うことを諦めた

夫が仕事をしているときにも不満はありました。
話し合っても解決されなくて、それなら「家事をするのは仕事だ。勤めに出ていると思って我慢して、そのうち退職金をもらって退職(離婚)しよう」という考えに変わっていったのです。
結婚生活での小さな不満の積み重ねが爆発して、熟年離婚という結果になったのですが、もっと早い段階で話し合いができていたら、違う結果になっていたかもしれません。

ケース2:「家事は女がやるもの」と考える夫に愛想が尽きた

いわゆる亭主関白の夫には嫌気がさしていました。
家事や育児には協力もせず、何かあれば声を荒げて怒鳴り散らす。28年もよく我慢したと思います。
夫から「定年したら海外に行ってみよう」と言われたのに対し、「1人で行ってきてください」と離婚をしたい旨を告げ、理由を説明しました。
予想外の返事に夫は困惑していましたが、まともな生活が続くわけもなく、そのうちに諦めて離婚届に署名をしてくれました。

夫側から離婚を申し出たパターン

ケース1:自分をATMとしか思っていない妻から自由になれた

数年前に妻に離婚を申し出ました。
「働くのはいや」と言っていた元妻は専業主婦でしたが、家事はおざなりで、単身赴任先から帰ってきた私が掃除などをしていた始末です。
そのくせ自分の趣味にのめり込み、家計を自分のモノのように使っていました。
元妻からしたら、離婚をすると金づるが逃げてしまうと考えたようで最初は離婚を拒否されたのですが、最終的には裁判をして離婚することができました。

ケース2:浮気妻へ三行半を突きつけた

妻の浮気が原因で離婚をしました。
長年のすれ違いで冷め切っていましたが、妻は、娘と年齢が一つしか変わらない20代の男と浮気していたのです。
娘に事実を伝えるのはとても申し訳なく、しばらくは「性格の不一致」と言っていたのですが、やはり娘なのか、おかしいと思ったらしくかなり問い詰められました。
専業主婦は時間があるため、SNSなどでつながりを求めてできた関係だったようです。

近年では、無趣味だった夫が定年を迎えたあと、これまでの生活が一変することで妻の体調に影響を及ぼす「夫(主人)在宅ストレス症候群」という症例の報告もあるぐらいです。

仕事に励んできた夫にも、家庭を支えてきた妻にも、あまりに大きすぎる代償ですね。

熟年離婚をする前にチェックしておきたい3つのポイント

1.離婚後の収入源を確保しておく

熟年離婚をするとき、一番考えなければいけないのが金銭面です。離婚後は相手の収入に頼れないので、自分の給料やパート代、年金で暮らしていけるのか、細かいところまで計算する必要があります。

一番気になるのが「財産分与」でしょうが、結婚後に得た財産は、二人の共有財産になります。夫が受け取る退職金も、財産分与の対象になります(具体的な金額は、婚姻期間や勤続年数を基準に決められます)。

また、離婚をする理由がDVや浮気など、相手側に原因がある場合は慰謝料を請求することもできますが、慰謝料請求には時効があるので必ず確認してください。

結婚生活から解放されることを優先したい気持ちも分かりますが、離婚後、安定した生活を送るためにもお金の問題はきちんと把握しておきましょう。


2.離婚後の生活基盤を確立する

熟年離婚をする夫婦が意識しておかなければいけない問題です。

特に夫側に言えることですが「ご飯はお腹がすいたら出てくるもの」、「洗濯物は洗濯機に入れたらタンスにたたまれているもの」と勘違いをしていることがあります。

今は便利な世の中になり、電話一本で掃除に洗濯と請け負ってくれる会社もありますが、2時間で5,000~8,000円程度と、あまり日常的に頼めるような金額でもありません。

熟年離婚を考えているなら、たまには食事を作ってみたり、掃除機をかけてみたりと、今のうちに家事を覚えるのも一つの手です。

…そもそも普段から家事に協力的であれば、熟年離婚をしなくて済んだのかもしれませんが。


3.家族への負担を最小限にする

お子さんがいる場合、すでに成人しているかもしれませんが、離れて暮らしていたとしても無関係とは言えません。

老後の同居や介護問題など、必ず話し合っておく必要があります。

「熟年離婚」は大きな決断です

長年の結婚生活に終止符を打つ熟年離婚。打ち明けられた方は「???」の状態ではないのでしょうか。

自覚がない人ほど、相手に負担をかけてしまっていることが多いです。残念ながらパートナーに愛想を尽かし、別れを決意した人の気持ちが戻ることはほぼ皆無。

お互いに無理をしてギクシャクした結婚生活を続けるより、相手の幸せを願って別れてあげるのも優しさです。

ただ気になるのは、「離婚を後悔している人が意外と多いこと」。特に、男性は女性より孤独の耐性が弱いので、一人ぼっちになったとたん「あの時、もっとこうすればよかった…」と後悔する人が少なくないようです。

熟年離婚はその後の生き方を変える大きな決断です。離婚後のシミュレーションは慎重に行ないましょう。

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